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【実話怪談⑦】激安家賃アパート【住人の彼はどこに行ったのか】

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こんにちわ。紅蓮(@guren_horr)です。

 

不動産業界は大きな躍進を遂げていると聞きますが、安易に不動産投資に手を出すと大変なことになるというお話があります

 

事故物件に住む人も多いのでそういう業者もあるとかないとか。今回はそんな事故物件にまつわるちょっと怖い話を話していきましょう。

 

これは僕が営業をしていた時なので12~13年前の話なんですが、僕は一人で飲みに行くのが好きで、毎晩のように近くのスナックに飲みに行っていました。

 

毎晩のように飲みに行くと、当然のことながら行きつけの人と仲良くなって話したりするようになります。

 

その中でその中でも特別僕のことをかわいがってくれたおじさんがいまして、その方から聞いた話をお話していきます。

 

この方、仮にAさんとしましょうかね。当時僕は怪談が大好きで、でもなかなかそういう友だちがいなくて、困っていました。そんな時に彼は僕の話に付き合ってくれるおじさんでした。

 

不動産屋を営んでらっしゃって、「今日はどこどこの物件でこんなことがあった」とか「個々の物件受け持ったけど、見に行くかい」とかいつも物件の話をしてくれるおじさんなんです。

 

ある日、僕がいつものようにスナックに行くと、もうAさんが来ていて、「よー紅蓮ちゃん、今日は面白い話を持ってきたよ」と言って話しかけてきました。

 

心なしかAさん、ちょっと疲れているように見えたので、「Aさん、いつもより疲れているように見えるけど、大丈夫?面白い話って、物件関係?なにかおきたの」僕がそういうと、彼は言いにくそうに「実はな…。」と話し始めました。

 

「実はな…、事故物件を扱うことになってね」と言って始めました。毎日のように飲みに行って、彼に合うのも数十回目のことですが、そんな彼を見たことがなかったため、聞き入ってしまいました。

 

「その事故物件、どうもおかしいんだよね。でもこのままだと貸せないし、どうしようかと悩んでいてね」と続ける彼に僕は問いかけました。

 

「部屋が一つ足りないとかそんな話?」と僕が聞くと、彼は図面を出して言いました。「そうじゃないんだよ。部屋はきれいなんだけど、それなのに、人がいつかないんだ。なんか出たりしたのかな。」と答えました。

 

そんなこんなでその夜は次の日が土曜日ということもあって、閉店までしこたま飲んで家に帰り、次に日に家で寝ていると、不意に電話がかかってきました。

 

「紅蓮ちゃん、大変なことになったよ」と開口一番に彼がいってきました。いきなりの電話で起こされた僕は寝ぼけ眼でしたが、すぐに昨日のことかなっと察して、「物件関係で、なんかあったの」と聞くと、彼は「住人が行方不明になった」というんです。

 

「住人って、昨日言ってた部屋の?」と聞くと、彼は「違うんだよ。その部屋は貸してないけど、その部屋の隣なんだよ。昨日の夜には普通に連絡取れていて、9時に家賃の引き落としがされていないから、家に行ったんだよね。」と続きます。

 

「そしたらいないんだよ。近くのコンビニにでも行ったんじゃないかと思って、部屋で待ってたんだけどさ。6時間待っても帰ってこないんだよね」と言って泣いています。

 

もしかしたらと思って、「旅行とかに行くって言ってなかった?」と聞いてみましたが全く聞いていないとのこと。

 

その後彼は何度も家に行っているそうですが、ずっといないとのことでどこに行ったのか行方不明となっているそうです。

 

その後彼は気になって前のオーナーに話を聞いたそうです。すると、前オーナーが言うには、「隣に住んでいた女性が事故物件住人の上司で、仕事にプライベートに突っ込んでいたために、その部屋の住人がノイローゼになり、行方不明になった」という話がありました。

 

そして、「逆恨みにその子に呪術を仕掛けていた」という話まで出てきたそうです。以来何度言っても全然いなくて、この間電話がかかってきたときに確認した今も見つかってはいないそうです。

 

僕も気になっていったのですが、その部屋には誰も入っておらず、今も入る人もいないそうです。やっぱりそういう部屋には入らないほうがいいですね。

 

いかがでしたか?最近では事故物件専門の不動産会社もあったりしますが、そんな部屋に入ると自分の生活が脅かされてしまいます。

絶対に入らないよう気をつけましょう。ではまた次のお話でお会いしましょう。