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【実話怪談⑫】古都と呼ばれる場所にそびえたつ二上山の恐怖

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こんばんわ。紅蓮です。

 

あなたは神社って好きですか?

 

僕は結構神社に行くのが好きで、休みの日には家の近くの神社に散策もかねてお参りに行くくらいに好きなんです。

 

僕は奈良に住んでいるのですが、たくさん神社があります。。

 

そこで今回は奈良の怖い神社でとても怖いといわれる、奈良の二上神社に関する怪談をお話しします。

 

ぜひ最後までお読みください。


二上神社は古刹として名高く、由緒ある神の領域として知られる神社となっています。でも実はその裏に恐ろしい因縁の歴史が潜んでいるという言い伝えがあります。

存知でしょうか。

私も、20代前半のころには、二上神社で恐ろしい体験をしました。

もしかすると、何百年も前から伝わる呪いの霊に見舞われてしまったのかもしれません。それほどの怪奇現象に遭遇してしまったのです。

事の発端は数年前のこと。

私は当時、大学生でした。

旅行好きが高じて、友達が奈良に遊びに来た時に無料でガイドをしてあげるという無料ガイドを行っていました。

その時も海外から来た友だちを奈良観光に連れ出し、二上神社に行くツアーの真っ最中でした。

境内に入ろうとしたとき、高齢の神職とおぼしき男性が見られました。

声をかけてみるとその男性は、親しげに返事をしました。

「こんにちわ、観光ですか」

その男性は聞いてきました。

続けてこんな言葉も…。

「あなた、なんか寂しそうだねぇ。心が疲れているみたいだよ」

男性はどこから見ても立派な神職の服装をしており、私も不審に思わず、つい世間話ついでに彼氏とうまくいっていない話などをしてしまいました。

しかしながら、男性は次第に危ない発言を口にするようになり、いつしか宗教的な話になっていきました。

「この神社には、七百年前から伝わる因縁の物語があるんです。昔、ここで起きた惨劇の霊を鎮めるため、今でも特別な神事が行われています。その秘儀に、あなたが参加しませんか?」

男性の言葉は次第に奇々怪々としてきて、私は嫌な予感がしました。ですが、他の人たちもみんな、行きたいというので、ついつい興味本位で参加してしまったのです。」

そうして男性に誘われるまま、私たちは神社の裏手にある奥の院についていってしまいました。

そこは常設の祠もなく、ただ朽ち果てた廃屋が放置されているだけの薄暗い場所でした。

しかし、男性は鳥肌が立つようなことを口にしました。

「今からここで、七百年前の惨劇を再現する。そして魂を生け贄に…」

突如、廃屋の中から数人の男たちが飛び出してきて、私たちを押さえつけました。

苦しい思いで抵抗しましたが、麻縄で全身を縛られてしまい、動けなくなってしまったのです。

そしてその場で、更なる恐ろしい出来事が起こり始めます。

男たちが持ってきた骸骨のようなもの、それを私の周りに並べ始めたのです。

それらの物体が次第に動き出し、私の手足を骨折れるように強く抓り始めました。

一体全体何が起こっているのでしょうか…。

更に怪しい呪文が唱えられ、骸骨のものたちはますます猛り狂い始めました。

私たちの身体は引き裂かれそう痛みを伴い、みんなはすごい叫び声をあげます。

「ぎゃあああ」という断末魔の悲鳴を上げて、抵抗しました。

しかし、女性たちの力及ばず、あまりの痛みに意識が遂に遠のいてしまいました。

しばらくして気がついた時には、私たち全員、廃屋の外に放り出されている始末。

さっき見た骸骨たちどころか、抑えてきた男たちの姿すら見当たりませんでした。

神社についたときには昼だった空は、日が落ち夜の闇に包まれていましたが、辛うじて元の境内に逃げ帰ることができました。

あれから、奇妙な発作や視力の低下、そして体調不良に見舞われるようになってしまいました。

医者にかかってもなんの原因も分からず、ストレスといわれるだけでした。

きっとあの怪しい儀式が原因なのでしょう。

二上神社には、本当に因縁の呪いがあるのかもしれません。

幾星霜を経ても祓われぬ恐ろしい因縁、それが今も神域に潜んでいるのかもしれません。

くれぐれも奈良の二上神社には、絶対に近付かないよう、お気をつけいただきたいと思います。